草 草

2023年12月18日

今回のデータのミカタでは、文面上や会話の中で使われる「笑い」を意味する表現について取り上げています!

インターネットやSNS上で「笑っていること」を表すときに使われる「(笑)」「笑」「w」「草」などの表現。
みなさんはこれらが使われるようになった由来や変遷をご存知でしょうか。

例えば、「w」や「草」は一見「笑っていること」には関係ないように思えますが、なぜこれらの表現が使われるようになったのか、と疑問に思ったことはありますか?

今回は、「笑いの表現」の由来や変遷をインターネットの情報を中心に調べてみました!
さらに、キューモニターのみなさんに回答いただいたアンケート結果やそれぞれの表現のニュアンスや意味の違い、進化し続ける次世代の「笑いの表現」についてもご紹介しています!

これまで知らなかった情報を知ることで、普段何気なく使っている表現ももっと面白く感じるかも?!
ぜひ最後までお読みください♪

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あなたはどこまで知ってる?変化した「笑いの表現」

日本のインターネット文化において、「笑いの表現」は独自の進化を遂げてきました。

元々、「(笑)」は雑誌のインタビューや対談記事などで対話者が笑っていることを表現するために使われていました。
さらには、議会の議事録でも「(笑聲)」など、カッコの中にその場の状況を記載していたという記録があるそうです。
そしてこれらの表現が、オンライン掲示板でも同様に活用されていました。
私たちが今使っている表現の原型が議会の議事録にあるなんてとても興味深いですね…!

時間が経つにつれて、この「(笑)」がより短縮され、「笑」という形が登場しました。
さらには「藁(わら)」などのバリエーションも見られたそうです。

その後、海外のネットゲームでアルファベットしか使用することができなかった際に「warai」が使われるようになりました。
ただ、これは入力するのが面倒であったため、単純な「w」が使われるようになったそうです。
この「w」は動画配信サービスなどで、笑いの度合いを表す際にも使われ、「wwwww」のように大量の「w」が入力されると「草原」のように見えることから、「草」「草生える」という表現が生まれました。

この「草」は、最初は特定のオンラインコミュニティで使われていましたが、SNSが普及するにつれて一般にも広く使われるようになりました。
「笑いの表現」は徐々に形を変え、新たな言葉に変わっていったことがわかりました!

それぞれのニュアンスや印象の違い

新たな言葉に変わっていったとはいえ、「(笑)」「笑」「w」がもう使われなくなったというわけではありません。
それぞれの言葉にニュアンスや印象の違いがあり、状況に合わせて使い分けられているようです!

(笑)
「(笑)」は「笑っていること」を伝えるための定番の表現で、長い間書面や文面上でのやりとりで用いられてきました。
多くの年代に広く理解されているため、少しくだけたビジネスの場面などでも使われることがあるようです。
ただ、長く使われてきた分、一部の人にはやや古風な印象を持たれることがあるとのこと。
また、状況によっては嘲笑の意味を持つ場合もあるため、注意が必要です…!


「笑」は「(笑)」が簡略化された表現で、その二つの表現でニュアンスに差はほとんどありません。
カッコが省略されたことで、より使いやすく、様々な状況で活用されています。
「(笑)」は少々古く感じる人もいるため、代わりに「笑」を使う方も多いようです。

w
文章の末尾に追加したり、「www」「wwwww」といった形で連結することで、笑いの度合いやニュアンスを多様に表現することができます。
一般的には親しい間柄で使われるイメージを持つ方が多い表現です。
ただし、「w」はカジュアルすぎると感じる人や、小バカにしているように感じる人も一定数存在するため、こちらも注意が必要です…!


「草」は文面の中でしか使えない他の表現とは異なり、「〇〇で草」のように話し言葉の中で使うことができるという特徴があります。
面白さだけではなく、若干自虐や皮肉っぽさを含んだイメージがあるようです。
元々は特定のオンラインコミュニティで生まれた表現ですが、インターネットの利用が日常化した今日では多くの人に使われています。
この表現も、人によっては挑発されたなどと感じることもあるようなので、要注意です…!

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キューモニターにアンケート!相手や状況によって「笑いの表現」を使い分けていますか?

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一問一答にて、「笑いの表現」を相手や状況によって使い分けるかをお聞きしたところ、10代では約42%が「使い分ける」と回答していました。
若年になるにつれ「使い分ける」と回答した割合が高くなっており、SNSを使うメイン層である10代・20代は多くの方が「笑いの表現」を使い分けているということがわかります!
反対に「使い分けない」と回答した割合が最も高かったのは30代であり、少々意外な結果となりました。
また「使い分ける」と回答した割合が最も低い70代以上でも、6割近くが「使い分ける」もしくは「使い分けることもある」と回答していることが印象的でした!

では、具体的にどのように使い分けているのでしょうか?みなさんからいただいたコメントをいくつかピックアップしてみました!

  • 相手が使う種類に合わせてこちらも同じものを使用します(女性10代)
  • めっちゃ笑える時はwを使って、ちょっと笑える時は笑を使ってる!(女性20代)
  • wは自虐的、笑は肯定的に使う(男性20代)
  • メールでは絵文字、匿名掲示板ではwや草、ここでは笑ですかね(女性50代)
  • 仕事とプライベートは使い分ける(男性60代)
  • 仲の良い友達にはw、そこまで親しくない人には笑(男性10代)
  • 妹にはw、友達には笑、会社の人には(笑)(男性40代)
  • 相手の身分を考えて使い分けています(男性10代)
  • 相手のノリとかキャラに合わせて笑とwを使い分けることもある(女性20代)
  • 細かく使い分けていますよ。ネット詳しくない人には(笑)使用中(女性40代)
  • リアルな友達には笑や(笑)、ネットのみの仲ではwを使います(女性30代)
  • かわいく見られたいときは笑にする(女性30代)

やはり「(笑)」や「笑」よりも「w」の方がカジュアルな意味合いで使われていることがわかります。
「w」や「草」は人によっては悪い印象を持つ可能性があるので使わないようにしているというコメントも一定数ありました。
同じ「笑いの表現」でもここまで印象に違いがあるのは興味深いですね…!

進化が止まらない!次世代の表現は「草超えて〇〇」…?!

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近年、「草」や「草生える」よりも上の表現として「草超えて森超えてジャングル超えて原生林超えて地球超えて宇宙」などの表現が使われていることはご存じでしょうか?
スケールがどんどん大きくなっており、上限がどこまであるのか興味深いですね…!
これからどんな新しい言葉が生まれるのかも注目です!!

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ここまでご覧いただきありがとうございました。
今後もキューモニターをよろしくお願いいたします。

実施主体・対象者:株式会社インテージが運営する「キューモニター」のアプリ「MyCue」で一問一答に回答した80,899人
実施時期:2023年8月15日~8月16日

※グラフの割合は四捨五入の関係で、合計が必ずしも100%にはなりません

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